私は大の虫嫌いです。どうしてこんなに嫌いになってしまったのか、
少しばかり心当たりがあります。母です。
母は腕白な子どもだったようで、今でも虫を怖がりません。
私が小さかったころも、できるだけ自然と戯れさせたかったようで
いろいろな動物を飼ったり、植物を観察させたり、試行錯誤を
繰り返していました。
今でも覚えているのは、ある夏の日。母はセミの抜け殻がかわいい
と感じていたらしく、私の肩にそっと乗せました。
肩に違和感を感じた私は恐る恐る振り返りました。そこに乗っていた
のはカサカサになった得体の知れない「虫らしきもの」。
大絶叫の私を面白がった母のいたずらは更に続きました。
その名も「セミのお散歩」。ネーミングこそかわいいですが、やって
いることはかなりえげつなかったと思います。
セミの体を紐でくくり、その紐を私に持たせました。始めは風船を
もらったかのような喜びを感じたりもしたのですが、「お散歩」なんて
優雅なものではありません。セミは必死で大暴れ。
ジージーと大きな羽音を立ててグルグルと中を舞うセミ。
私の手にとまり、指にかみついたのです。みなさん、ご存知でしたか?
セミは噛むのです(笑)
その日から、虫の羽音や鳴き声がものすごく恐ろしいものに感じるよう
になってしまい、現在に至っています。
少しばかり心当たりがあります。母です。
母は腕白な子どもだったようで、今でも虫を怖がりません。
私が小さかったころも、できるだけ自然と戯れさせたかったようで
いろいろな動物を飼ったり、植物を観察させたり、試行錯誤を
繰り返していました。
今でも覚えているのは、ある夏の日。母はセミの抜け殻がかわいい
と感じていたらしく、私の肩にそっと乗せました。
肩に違和感を感じた私は恐る恐る振り返りました。そこに乗っていた
のはカサカサになった得体の知れない「虫らしきもの」。
大絶叫の私を面白がった母のいたずらは更に続きました。
その名も「セミのお散歩」。ネーミングこそかわいいですが、やって
いることはかなりえげつなかったと思います。
セミの体を紐でくくり、その紐を私に持たせました。始めは風船を
もらったかのような喜びを感じたりもしたのですが、「お散歩」なんて
優雅なものではありません。セミは必死で大暴れ。
ジージーと大きな羽音を立ててグルグルと中を舞うセミ。
私の手にとまり、指にかみついたのです。みなさん、ご存知でしたか?
セミは噛むのです(笑)
その日から、虫の羽音や鳴き声がものすごく恐ろしいものに感じるよう
になってしまい、現在に至っています。